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2011年09月04日

お母さんの机

katsuです。

7月の終わりにOBのT様から、サンシェードを掃きだし窓の上に取り付けたい、とのご依頼があり、下見にお伺いした時のこと。

お母さん(大奥様)から、

「書き物ができる小さな机をこしらえてくれませんか?お金掛けられないから簡単で良いですよ。」

との依頼がありました。


僕は喜んで引き受けました。

ただ、プロならそうだと思うのですが、

「簡単に」とか「適当に(悪い意味で)」という感覚は持ち合わせていません(笑)。

自家用ならともかく、他人にお渡しするのにいい加減なものは出せません。


今回も「簡単に」と釘を刺されたにもかかわらず、僕の中では部材の接合は「ホゾ組み」で行きたいと思っていました。

ビスでガンガン留めて良いのなら、ほんとに簡単です。

でもそれじゃあビスが見えて興醒めです。

物作りの世界ではビスや釘が見えるのは野暮なんです。

住宅の和室はその極みです。

あれだけのものを釘1本見せずに仕上げていますよね。

大工さんの美意識です。


今までホゾ組みで椅子や机は作ったことがなかったので、今回勉強したいと思ったんです。

(ホゾ組みというのは相手の部材に穴を掘って、そこに挿し込むことで接合するやり方です。)

それで部材はこんな感じになりました。



4本脚にホゾ穴(四角い穴)を切り、それに横木を差し込むんです。

トリマーという道具があれば穴掘りも簡単なのですが、あいにく持ってません。

なのでノミで必死に掘りました(笑)。


こんな感じに完成!


W700*H700*D350です。


それで今日納品してきました。
(8月が死ぬほど忙しくて、遅くなってしまいました。。。)

実は僕の中では、この机の出来は満足できるものではありませんでした。

やはり道具がないと仕上がりに限界があります。

杉を使った脚に手ノミのホゾ穴は精度に限界があるんです。

ただ、今回ホゾ組みの勉強ができたという充実感はありました。

なのでこの机はお母さんにプレゼントしようと。

お金をもらえるような代物ではない。。。



お母さんにその旨を伝えると、

「それはダメ。こんな立派なものを。」

こちらも負けじと、

「僕がお母さんの為に作ったものだからプレゼントさせて下さい」

と言うと、お母さんは最初大工さんが作ったのかと思われていたらしく、僕が作ったということにひどく恐縮されて更にただでもらう訳にはいかない、ということに。

結局根負けして過分なお代を頂いてしまいました。

こんなおつもりではなかったでしょうに、本当に申し訳ないことをしました。


机そのものよりも僕の思いを買ってくださったんだと思います。

本当にありがとうございました。


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