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2011年07月15日

そろばん踊りのそろばんを作る。

katsuです。


暑いですねえ。

今年も私が所属する「くるめ起業会」は8月4日の久留米水の祭典でそろばん踊りに参加します。

過去2回参加したのですが、今年は気合が違います。

ひょんな事から飛び出した、「かかし君」という人形を左右に抱えてパレードするのです。

元々は竹と針金で骨組を作る軽量タイプなのですが・・・

話が盛り上がっちゃいまして、メンバーの池上鉄工さんが金属で人形を作ることに。
そろばん踊りのそろばんを作る。
(撮影 笠さん)

それを某新聞社が取材してくれることになりまして、

「大きなそろばんを持って踊ったら絵になる」

「平林さん木で作ったら?」

なんて話になりました。


うーん、作るのは良いんだけど、とても重くて持てないでしょ。。。

持って歩くのならやはり軽量化が必要だと思う。

で、真っ先に浮かんだのが「珠」をポリスチレンで作ること。

そう、現場の断熱材の端材(笑)。


断熱材をいかに「珠」の特殊な形状にカットするかをこの2週間ずっと考えていました。

発泡スチロールと同じなのでニクロム線で切るのが簡単。

そこまでは良い。


ただ、あの形状は断熱材をブレないように回転させながら、ニクロム線が一定の角度を保つことが重要。

ところが断熱材を回転軸に固定するのはかなり困難です。しかも高速回転軸だとニクロム線の熱カットが追いつけません。

そしてニクロム線は熱を持つと伸びてたわむのです。。。たわむ=まっすぐ切れない。

だから切り口を綺麗にするにはニクロム線を常に引っ張っておくことが必要。

結局、珠を作るための道具を考える所から始まりました。。。


で、完成!(早っ)


そろばん珠作り機「ジョニー1号」
そろばん踊りのそろばんを作る。

A.本体は軽量かつ頑丈さを両立した12mm合板(端材)。
B.ニクロム線を常にピンと張るためのスプリング機構搭載(倉庫にあった折戸のパーツを加工)。
C.6Vを叩き出す単3*4本の電池ボックス(自前)。
D.なんとも使い古した感のある銅線(子供の学校教材)。
E.工作台板は安定感のあるパイン集成板、厚20mm(倉庫に捨てられていた)。
F.断熱材をがっちり掴んで尚且つ水平回転を可能とするスクリューボルト(倉庫の棚から)。
G.工作台には本体を固定でき、かつスムーズに前後させるスライドレール(端材)。

ええ、実用性重視ですとも(笑)。

でもコイツいい仕事します。


断熱材を四角に切り、中心にボルトが刺さるようにねじ込みます。
そろばん踊りのそろばんを作る。

通電し、横から本体を所定の位置までスライドさせます。

後はゆっくり断熱材を回転させるだけ(手動)。
(ニクロム線の角度は既に調整してあります。)
そろばん踊りのそろばんを作る。

1周回るとこんなに綺麗に切り出せます。
そろばん踊りのそろばんを作る。

裏返してもう1回。
そろばん踊りのそろばんを作る。

こんな綺麗な珠が出来ました!
そろばん踊りのそろばんを作る。


直方体の断熱材はこんな感じに分かれます。
そろばん踊りのそろばんを作る。

この曲線、美しすぎる。。。



珠は50個作る予定です。

珠ができたらフレームを作ります。

それはまた後日。


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