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2010年06月25日

最近の増築事情

katsuです。


このところ、増改築のご相談を頂く機会が増えてきました。

建て替えは費用も掛かるので、ちょっと1部屋だけ増やそうかなんて。。。
新築に比べて付け足すだけだからと、気楽にお考えの方もいらっしゃると思いますが。。。

昨今の増築は法的に非常にややこしくなってます。
(耐震偽装問題が出てから特に)

増築というと、今建っている建物に繋いで建てますよね。
1階部分を広げるとか、下屋の上に2階を作るとか。

この際に構造的な強度(耐震性、耐風性)が問題になってきます。

今建っている家は、今の形で強度が取れるように設計されています。
これに増築すると、既存の家は増築部の影響を受ける事になります。
そうすると、既存の部分の強度が足りなくなったりして、既存部分の強度も増さなくてはならない、という事態が起こってきます。

具体的には、「既存の壁をはがして、筋違いを増やす」などです。

増築ですから、増築部分だけの工事で済むと思っていると、予想外の全体の工事に発展したりするわけです。

確認申請書があれば、筋違いの位置や倍率が分かるのでまだ助かるのですが、無い場合は既存部分の筋違いを確認する為に、既存部分の壁をはがさなくてはならない場合もでてきます。


もう1つ。
今の耐震基準に適合しない古い(昭和56年6月以前に建った)住宅の場合、増築の際には既存部分も含めて今の耐震基準に適合させる必要があるので、かなり大規模な工事になると思われます。
こうなると、もう建て替えた方が早い。。。


とこんな感じで、これまでは実際問題、増築は厳しいと言われていました。

が、最近緩和措置が出て来て、
「既存部分と構造的につながない場合は、既存部分と増築部分の強度は別個に検討して良い」となりました。

既存部分が今の耐震基準に適合している場合は、増築部分だけの検討で良くなったのです。
これは本当にラッキーな話です。
これで、増築もかなり現実的になりました。

構造的につながないというのは、基礎も柱や梁も接続せずにそれぞれが別の建物として建っているということです。
要は「ちょっと離して建てる」ということです。

地震や台風のときに、「一体化して」揺れないということが大事なわけです。


今回の佐賀の増築工事もこの方法で実現しています。

建物同士は16cm位離れています。
屋根と出入り口はつなげますが問題はありません。


本当はもっと複雑な話なんですが、とりあえず増築がしやすくなったということは確かです。


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