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2010年03月12日

嘆かわしい 10

テレビの「手抜き工事」番組。

ネタがなくなるのか、忘れた頃に出てくるのがこの手の番組。

どこかのお宅にお邪魔して、どこぞの1級建築士や住宅○○センターの所長とかが、したり顔で言う。
「これはひどいですねえ」
「床が傾いてますね」
「クロスにヒビが入ってます」
「これは欠陥住宅ですねえ」

はあ。いい加減にして欲しい。
素人さんが見たら心配するだろうに!

家は地面に基礎で固定されていて、地震や振動で家自身が動くのだから、完成の時は水平でも年月が経つと微妙に水平が取れなくなる。
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」でも6/1000以上の傾斜で「構造耐力上主要な部分に瑕疵が存する可能性が高い」としている。
最初からこの程度傾いているんだったら、大騒ぎしてください。

建物は真っ直ぐでも地盤沈下の可能性だってありますしね。

転がりやすいビー玉をそっと置くのではなくて、転がし気味に置く行為には悪意を感じます。
テレビはエンターテインメントである。


クロスもそう。
クロスは乾燥すると収縮するし、下地が(家が揺れた時に)動けば追随して動いて、部屋の角や下地の継ぎ目等で引っ張られて隙間やシワやヒビが入ったりするものです。
10年や15年も経てばクロス自体が劣化します。

どこぞの1級建築士にはぜひ、
「ああ、これくらいは大丈夫ですね」
「15年も経てばクロスはヒビが入りますよ」
「家も歳をとりますからねえ、経年劣化です」
と、堂々と言って欲しい。

まあ、出演料もらってるからそれは無理か。

最初からひどい状況なら、欠陥住宅です

10年後に「最初からそうだった」と言うのは反則です。


家は人間と同じです。

「家も歳をとる」
「いつまでも新築の状態ではありえない」
「だから、手入れして大切に永く住む」

ということをぜひ理解してほしいと思います。



手抜き工事は許せません。
一部のひどい業者のせいで建築業者全体が悪く見られるのは本当に我慢ならない。
それを娯楽として流すテレビもまた許せない。


katsuでした。



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