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2008年08月25日

さあ、設計だ! 7

katsuです。

前回愚痴で終わった所で、今回は実際のプランニングに入ります。


まず、各階に必要な部屋を確認します。

多いのは1FにLDK、和室、洗面所、浴室、トイレ。

2Fに主寝室+ウォークインクロゼット、子供部屋*2、トイレ。

これで35-40坪くらいですか。

収納は付随的に考えておきます。



家の形状も重要です。

総2階か、下屋付きか、平屋か。


総2階の場合は原則1Fと2Fのボリュームが同じでないといけません。

1Fが広くて2Fが狭い場合は吹抜けを作ったりしてあわせますが、あまりに差がある場合は総2階は難しいですね。吹抜けばっかりあっても工事費が高くなるだけですからね。

あと、家の形状が法の規制によって決まる場合がありますが、それは改めてお話します。



まず1Fから作っていきます。

最初から細かくは作りません。

「ゾーニング」

をしていきます。

ゾーニングというのは、玄関がこの辺で、そこからリビングに繋がって、キッチン・水周りはこの辺かな、と大まかに場所取りをしていくことです。

その時に、各スペースが要望通りに接続しているか、面積はどの程度必要か等を検討します。

ゾーニング


ここで難しいのは「階段」の位置です。

この階段をうまく配置できるかどうかが、プロと一般の人との違いとも言えます。


階段を配置する時は、同時に2階のゾーニングもしておかないと後で泣きを見ます(笑)。

建築士は製図の試験の時に嫌というほどゾーニングを鍛えられるのです。その試験でさえ、1Fと2Fの階段の不整合で落ちる人がいるのです。要するに上れない階段(笑)。




階段も「直階段」「廻り階段」「直+廻り階段」等、その種類によって、平面的に必要な面積が変わります。

910mm*910mmを1グリッドとすると、


直階段は3グリッド

直+廻り階段は3.5グリッド

廻り階段は4グリッド以上 


必要になります。

階段の面積

ぎりぎりの設計をしているときには、この階段の形状や面積は大きく影響してきます。



階段は奥が深い。



「さあ、設計でもするか」1から読む


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