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2008年08月11日

さあ、設計だ! 1

katsuです。

住宅の設計ってどんなことをするの?

設計というとほとんどの方は単純に間取りの設計と思われるかもしれませんが、それだけではありません。

外観、法的規制、予算。。。これらを同時に考えながらプランニングしていきます。もちろん施主様のご要望を満たしながら。

あまり詳しくは見せません(笑)

まずは設計の自由度についてです。

企画型住宅、注文住宅、自由設計

色々な言葉がありますが、特に定義はありません。

ローコスト住宅などの場合、プランニングの手間を省く為にあらかじめプラン集というものがあります。

この中から、部屋数、玄関の方角などで近いプランを提案するのです。だから間取りとしてはどうしても画一的になります。

その代わり建築士がタッチしなくても良いので、営業マンでもある程度の変更は対応できます。街中で似たような家がある場合はこのケースかも知れません。

注文住宅とうたっていても完全な自由設計は難しいでしょう。
仮に出来てもそれは建物の高額化につながり、ローコストの意味がなくなりますね。



では、プラン集がなくて本当に1棟1棟設計する場合はどうか。

この場合は、木造建築士、2級建築士、1級建築士の誰かが設計する事になると思います。

ハウスメーカーや工務店はこのケースが多いのかな?

社内の建築士(大手ハウスメーカーは外部設計事務所に委託するケースもある)が打ち合わせからプランニングまでを行います。


次回からは、僕が設計する場合の話をしていきたいと思います。


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Posted by katsu at 11:03Comments(0)さあ、設計だ!

2008年08月12日

さあ、設計だ! 2

katsuです。

さて、設計するといっても、設計するには、土地が決まっていないと出来ません。

なぜなら、土地の形、方角、道路の方角、高低差、土地の法的規制、などによってプランは変わるからです。


設計というのは

「その土地にあった家を計画すること」

と言えると思います。


他にも、隣地との距離、隣家の配置、日の当たり方、駐車場・庭の取り方、玄関へのアプローチ、等考慮することは山ほどあります。


たまに、土地は決まっていないがプランニングして欲しいという依頼もありますが、それは無駄です。

プランが完成してもそれを生かせる土地という保証がありません。

設計する時はその土地に自分が住むことをイメージして、全体を決めていくのです。

プランを生かせる土地を後から探すというのであれば別ですが、そんなにうまくは行きませんよねえ。 (・_・ ) ( ・_・)キョロキョロ



よく、安くて良い土地が欲しいとおっしゃいますが、

そんな土地はありません(笑)。


土地は相場ものなので、需要があれば高くなるし、買い手が無ければ安くなる。

良い土地は高いし、安い土地は安いなりの事情があるということです。


一見安く見えても道路との高低差がある場合、よう壁やアプローチ階段などにコストがかかる場合がありますし、また、水道や下水が引き込まれていない場合もそのコストが乗っかってきます。

よう壁や階段


高いか安いかは住める様になる状態で比較したほうがいいでしょうね。



「さあ、設計でもするか」1から読む  

Posted by katsu at 08:51Comments(0)さあ、設計だ!

2008年08月14日

さあ、設計だ! 3

katsuです。

さあ、土地が決まったとしましょう。

次にすることは、その土地の法的規制を調べることです。

えー難しそうって?



そう、難しいです(笑)。



土地には様々な法律が絡んでいます。

都市計画法、土地区画整理法、農地法、文化財保護法、などなど。

もう、面倒くさいのなんのって。




1番押さえなきゃならないのは、都市計画法の規制です。


建蔽率、容積率


とか聞いたことあるでしょ?

これらはその土地が何地域に指定されているかで決まります。


<第1種低層住居専用地域>
天敵です。もうガチガチの規制です。基本的には大きな家を建てさせないようになっています。かつてこの地域での設計で、土地も狭かった為、本当に苦労して設計したことがあります。この地域は建築士泣かせです。

<その他の住居系地域>
ある程度の広さがあれば、あまり規制に悩まされることは無いでしょう。普通はこの地域の設計が多いです。

<工業専用地域>
蛇足です。ここには住宅やアパートは建てられません。そんな地域もあるんですよ。


詳しくは宅建主任者の勉強されると、嫌というほど出てきます。
く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!



以上は「都市計画区域」という広い区域の中の指定地域でしたが、「都市計画区域外」という土地もあります。田舎の方面が多いんですが、これらは規制が緩やかな為に、伸び伸びと設計できます。大好きです!(笑)。


後は、開発された土地や農地の場合は、宅地として使えるまでに色々な段階を踏まなきゃならないので、一体いつになったら建てられるんだ!ということもあります(笑)。


次回も土地の続きを。。。


「さあ、設計でもするか」1から読む

  

Posted by katsu at 12:35Comments(0)さあ、設計だ!

2008年08月15日

さあ、設計だ! 4

最後に大事なお話を。



土地があれば家は建つとお思いの方が多いでしょうが、そうではありません。


建たない土地はあります!


<市街化調整区域>
都市計画区域内だけど、自然を残したいという区域。全く建たないことはありませんが、気をつけたほうが良いです。建つ建たないでお役所ともめるケースは良く聞きます。


<道路がない土地>(重要)
この道路は「建築基準法上の道路」であることが必要で、現地に道路らしきものがあったとしても、それが「道路」とは限りません。これもお役所とよくもめます。

しかもその「道路」幅は4m必要で、敷地がその道路に2mくっついている必要があります。幅が4mない場合はセットバックといって、敷地の一部を道路として寄付しなくてはいけません。折角買ったのに寄付なんて。。。



道路だけは良く調べてくださいね。



以上、不動産屋さんが仲介している場合は大丈夫でしょうが、仲介手数料がもったいないからといって、自分で売主と交渉するような場合はよくよく調べてください。


不動産には危険がいっぱいですよ。



「さあ、設計でもするか」1から読む


  

Posted by katsu at 19:52Comments(0)さあ、設計だ!

2008年08月18日

さあ、設計だ! 5

katsuです。

さて、土地も用意できて、規制関係も調べました。

ようやくプランニングに入っていきます。



まずは、予算です。
 ( ̄▽ ̄;)!!ガーン


だってこれを最初に押さえておかないと、プランは気に入ったけど予算が足りない、ということになります。


家を建てるときには建物だけでなく、色々な費用が別にかかるんです。

その辺は店長nomuが詳しいので、またレクチャーしてもらうとして、建物に純粋にいくら掛けられるかを決めます。

消費税も大きいので、消費税込みで決めます。
(消費税がまた上がったらたまりませんね)

そして50万-100万円を余裕として残し、その範囲内で計画する事にします。(必ず後から良い物が欲しくなったりしますから)



予算が決まると、今までの経験から何坪くらいの家が建てられるかをイメージします。

これが予算側から想定した坪数の上限になります。


そして施主様からご要望(部屋数、面積など)を聞いて、ご要望側からの坪数を想定します。

これが予算からの坪数以内であれば現実的ですし、大きく上回れば、施主様に坪数を減らすようアドバイスします。


                 ・            ・


僕はご要望をうかがう(ヒアリング)時には、ご主人・奥様、別々にご要望を紙に書いてきてもらいます。

すると、お2人の意見が真っ向からぶつかる時もあります。

この時初めてお互いの考えが分かるということも多いのです。

僕の目の前で夫婦喧嘩を始める方もいらっしゃいます。。。

いつも僕が仲裁役です(笑)。


といっても、建てる家は1軒だし、話し合いの上で要望を1本化する事になります。

その話し合いで夫婦の絆がまた強くなるという寸法です。



ここにOBのW様の要望書があります。
既にご夫婦の意見をまとめてきていただいたものですが、
なんとA3用紙にビッシリ!!!

入魂の要望書


家族構成から年齢、性格、必要部屋名、広さ、部屋ごとの要望。。。
土地の規制関係も調べてありました。


さすがに一瞬言葉を失いました。

注文住宅だからって、ここまで注文してくるとは(笑)。
1級建築士の2次の製図試験問題はまさにこんな感じです。


まあ、この情熱が僕を動かすことになるわけですが。。。



皆さん、ここまでしなくても大丈夫ですよ。

Wさんが特殊です。 ねえWさん(笑)。

Wさんの奮闘


「さあ、設計でもするか」1から読む


  

Posted by katsu at 10:38Comments(2)さあ、設計だ!

2008年08月21日

さあ、設計だ! 6

katsuです。

プランニングの話です。


ご要望を伺っていて困るのが、

「特にない」

という場合です。


特にこうしたいという希望がない。

こ・れ・は・困ります。

施主様側にどういう家が建てたいかというイメージが無いと、設計は混乱します。




というのは、こちらが施主様に合うように想像してプランニングしても、


「イメージと違う」


で全部ひっくり返るからです。

そのイメージが何かを教えてくれ!と言いたい(笑)。


柳川のM様邸はこんなイメージ


イメージが定まらない場合は、相談してください。

これが欧風ですよ、これがアメリカンですよ、これがシンプルモダンですよ、とレクチャーしますから。



ところで、設計ってタダだと思っている方が多いと思いますが、結構コストかかってます。

難解なプランですと考えるだけで丸1日かかったりします。図面描くのにも数日かかりますし、見積も1日以上かかったりしますしね。


設計料もらいたいと思ったこともありますよ(笑)。

図面作成料じゃなくて、技術料。床屋さんと一緒。

設計って技術なんですけどねー。



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Posted by katsu at 10:39Comments(3)さあ、設計だ!

2008年08月25日

さあ、設計だ! 7

katsuです。

前回愚痴で終わった所で、今回は実際のプランニングに入ります。


まず、各階に必要な部屋を確認します。

多いのは1FにLDK、和室、洗面所、浴室、トイレ。

2Fに主寝室+ウォークインクロゼット、子供部屋*2、トイレ。

これで35-40坪くらいですか。

収納は付随的に考えておきます。



家の形状も重要です。

総2階か、下屋付きか、平屋か。


総2階の場合は原則1Fと2Fのボリュームが同じでないといけません。

1Fが広くて2Fが狭い場合は吹抜けを作ったりしてあわせますが、あまりに差がある場合は総2階は難しいですね。吹抜けばっかりあっても工事費が高くなるだけですからね。

あと、家の形状が法の規制によって決まる場合がありますが、それは改めてお話します。



まず1Fから作っていきます。

最初から細かくは作りません。

「ゾーニング」

をしていきます。

ゾーニングというのは、玄関がこの辺で、そこからリビングに繋がって、キッチン・水周りはこの辺かな、と大まかに場所取りをしていくことです。

その時に、各スペースが要望通りに接続しているか、面積はどの程度必要か等を検討します。

ゾーニング


ここで難しいのは「階段」の位置です。

この階段をうまく配置できるかどうかが、プロと一般の人との違いとも言えます。


階段を配置する時は、同時に2階のゾーニングもしておかないと後で泣きを見ます(笑)。

建築士は製図の試験の時に嫌というほどゾーニングを鍛えられるのです。その試験でさえ、1Fと2Fの階段の不整合で落ちる人がいるのです。要するに上れない階段(笑)。




階段も「直階段」「廻り階段」「直+廻り階段」等、その種類によって、平面的に必要な面積が変わります。

910mm*910mmを1グリッドとすると、


直階段は3グリッド

直+廻り階段は3.5グリッド

廻り階段は4グリッド以上 


必要になります。

階段の面積

ぎりぎりの設計をしているときには、この階段の形状や面積は大きく影響してきます。



階段は奥が深い。



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Posted by katsu at 09:31Comments(0)さあ、設計だ!

2008年08月26日

さあ、設計だ! 8

katsuです。

ゾーニングで大切なことを忘れていました。

家相です。

鬼門、裏鬼門、張り、欠け。。。

家相にこだわられる施主様の場合、設計の難易度は更に増します。

まあ、そこまで言う程のことはないのですが、選択肢が狭まるのは確かです。


だからと言って、こだわってある方に、家相を否定しても始まりませんし、出来るだけ家相を取り込んだプランを作ります。


一度、結構厳しい家相の要望があって、もうこのプランしかありえないと見せたところ、一発で決まったケースがありました。プランが良かったのか、家相が良かったのか。。。


でも、この家相、流派によって言ってることが違うので、施主様が気にされる家相のポイントを聞くようにしています。

今では家相に加えて「風水」も登場してきたので、もう大変です(笑)。


そんなぎりぎりの中をかいくぐって、プランニングは進んでいくのです。

く( ̄△ ̄)ノガンバレェェェ!!


「さあ、設計でもするか」1から読む
  

Posted by katsu at 16:15Comments(2)さあ、設計だ!

2008年09月05日

さあ、設計だ! 9

katsuです。

プランニングの話です。

前回の家相も頭に入れておくとして、ゾーニングを進めましょう。


今回は玄関です。


まず、玄関の位置は道路付きによって決まることがほとんどです。

道路から玄関まで延々と歩くのは嫌でしょ?

やはり、玄関は道路に近い方角に作ることが多いです。


いや、良いんですよ、北道路で南玄関にしても


以前、北道路で、玄関を東南の角(家相的にはベスト)にしたいとおっしゃる方もいらっしゃいました。家相強しです。結局その方とは縁はありませんでしたが。。。


玄関を配置する時、角(隅っこ)ならば外周に2方向に面しますので、玄関ドア以外に窓を取ることが容易になります。それだと玄関は暗くならなくて済みますね。

ですが、角以外に持ってきた場合はどうしても玄関ドア以外の窓が取りづらくなりますので、何らかの工夫が必要になります。その工夫はまた追々お話します。


さて、こんな土地の場合、皆さんはどこに玄関を持ってきますか?
玄関はどこだ!


「さあ、設計でもするか」1から読む



インテリアコーディネーター試験まであと38日(笑)  

Posted by katsu at 16:42Comments(7)さあ、設計だ!

2008年09月12日

さあ、設計だ! 10

katsuです。

今日は特に長文です。


前回、玄関の位置の問題を出したら、コメントをたくさんいただきました。

どうもありがとうございました。


これだけの条件でよく答えが出せるなあ(笑)、と逆に感心してしまいました。
はっきり言って正解は無いので、全ての解答がOKです。色々考えていただいて、楽しんで頂くのが家づくりだと思います。


とはいえ、考え方を少し。

問題では道路幅が異なっていました。
その点をお話したいと思います。


こういう2方道路の場合、どちらの道路から玄関にアクセスするかが問題になります。車で出かけることもあるでしょうし、子供は徒歩や自転車ということもあるでしょう。


商業施設ですと(人通りが多いであろう)広い道路からのアクセスを優先するでしょう。
しかし、一般住宅では、人通りの多さはプライバシーに関わりますし、車の往来が多いことは、(自分の)子供の飛び出し等の危険もあります。問題図だけではそれは分かりませんが、道路の幅の違いはそういうことも考えられるということです。

(お寄せいただいたコメントの中で、直接道路幅に言及されていたのは「たくまさん」だけでしたね。だから業界の方ですか?と聞いたわけです。視点が鋭い。)


だからといって、広い道路からのアクセスがダメということではなくて、そうするのならば、それなりに対処した計画をしなくてはならない、ということです。

-----------------------

B,C,Dの玄関は十分考えられますが、その場合は直接東側道路に向かって出るのではなく、一旦道路に平行にアプローチすれば危険も少ないかも。
その点を除けば、ゾーニング的にはやりやすい場所です。
実際、Cに玄関、B又はDに和室、D,E,FにLDKは良く描きます。

玄関はどこだ!

は真っ先に目が行くところです。道路に近いし、おしゃれな玄関なら敢えて見せびらかしたくなります。ただ、ここが玄関だと、普通Dの南側に駐車場が来ますよね。そうすると、ポーチが南に出っ張る場合は、駐車場が入らない場合もあって、(多分Eの位置がリビングだと思うのですが、)そのリビングからの視界に駐車場が割り込んでくる可能性もあります。(もちろん敷地や車の大きさによります)。庭は西半分広く取れているにも関わらず、リビングから良く見えない。。。なーんてことも。


Eは真ん中玄関から「西に和室、東にLDK」の場合はココしかない!という感じです。玄関へのアプローチは南道路からまっすぐでアプローチの西に駐車場、東は庭、という感じでしょうか。南道路のみの場合にはよくあるパターンです。


Fもなかなかいい感じです。子供の出入りを狭い南道路からにして、敷地の西端にアプローチ、リビングの位置に合わせて車庫・庭を配置。設計しやすそうです。
ただ、家相にこだわれる方は裏鬼門に当たるからと嫌がられるかもしれません。
また、F玄関で、玄関ホールを北につなげる場合は良いですが、東につなげる場合は、玄関とホールで南側を結構占めてしまいますので、LDKをどう配置するかをよく検討しなくてはなりません。


どの玄関位置でも言えますが、自転車置き場も考えると、アプローチからポーチ廻りは少し余裕があったほうがいいですね。


最後にA、G、Hですが、ここに玄関を持ってくるのは建築士としてちょっと勇気が要ります(笑)。

GはどうしてもD,E,Fに和室、リビング他を配置したい場合にはありえるかも知れませんが、家の顔である玄関が外から見えないのはどうかと思います。

A、Hはもはやノーコメントということで(笑)。

このように、玄関1つとっても様々な条件で変わります。
だから、土地も実際に見ないと判断できませんし、お客様のご要望の真意を汲み取らなきゃならんわけです。

長文失礼しました。



「さあ、設計でもするか」1から読む




インテリアコーディネーター試験まであと31日(汗)  

Posted by katsu at 12:38Comments(3)さあ、設計だ!

2008年09月22日

さあ、設計だ! 11

katsuです。

プランニングの話です。

前回は玄関の位置で盛り上がりましたが、本題に戻ります(笑)。



玄関をどこに置くかは、実はLDKと和室の繋がり方で決まってきます。

逆に言えば、玄関を決めると、LDKと和室のつながりが自ずと決まってしまうということです。


キッチン、ダイニング、リビングを近接させたい場合は、ゾーニングの際、この3つが引っ付いて動きます。

更にリビングと和室もつなげたい、という場合は合わせて4つがつながって動くわけです。



当然、玄関はこのつながりの中に割って入れませんから、これらを避けるように玄関を配置する事になります。

普通、リビングは南側に置くことが多いので、和室をリビングにつなげる場合、南側の大半ははこれらで占めてしまいます。

ですからこの場合は南側玄関は難しい事になります。

どうしても東か西、もしくは北に配置する事になるでしょう。

リビングと和室をつなげる
(特に断りが無い場合は、上が北です)



逆に、和室はリビングにつなげずに、単独で置きたいという場合は、それぞれホールからのアクセスとして、LDK-玄関ホール-和室という繋がりを維持して配置する事になります。

その場合は、南側真中玄関でホールから西に和室、東にLDKとぴったり納まるわけです。

リビングと和室を離す


前回、玄関は道路付き次第と言いましたが、最終的にはプランとの兼ね合いということになっちゃいます。

これという正解が無い分自由なのですが、それがかえって難しいですね。


そして、それらの間をぬって問題の階段が納まるのです。。。



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インテリアコーディネーター試験まであと21日(汗)
  

Posted by katsu at 10:06Comments(2)さあ、設計だ!

2008年10月02日

さあ、設計だ! 12

katsuです。

プランニングの話です。


前回は1Fのゾーニングをしましたが、1Fはそれくらいにしましょう。

まだ2Fとのバランスがありますから、1Fは大体でいいです。


2Fは主寝室、子供部屋が2-3室、階段、トイレが基本でしょうか。

ホールを広く取ったり、吹抜けを取る場合もありますね。

収納は各部屋に附属のものは、とりあえず部屋と一体化して考えておいていいです。

別に納戸が必要な場合はゾーニングに含めてください。



さあここで、またまた階段の登場です。

2Fのゾーニングは居室と廊下(ホール)と階段の場所取り合戦になります。



居室はどう配置したいでしょうか?

1.南側に並べて

2.南と東側に、もしくは南と西側に

3.東と西に振り分けて、南はホールに

大体こんなところでしょうか。



1の場合は階段は北側のどこかに持ってくることになるでしょう。

2の場合は北側か東西の居室がない方に。

3の場合は中央か北側になるでしょう。


ここでのポイントは、階段が東西どちらかに偏っていると、一番奥の部屋に行くのに長い廊下を作らなければならないということです(東西に長い間取りの場合)。
この場合、廊下が暗くなることが多いので、何らかの対処も必要です。

廊下が長くなるパターン



廊下をできるだけ作らない方法は、階段を家の中央から中央北よりに配置して、それを取り囲むように部屋を配置することです。
階段が外周に面していれば、窓からの採光も期待でき、ホールも暗くならなくて済みます。

廊下が少ないパターン


ただ、かといって2Fホール(廊下)が極端に狭いと各部屋への出入りが窮屈になってしまうので気をつけます。

もちろん、階段の配置は1Fとも絡むので、2階のゾーニングをしながら、1Fのゾーニングも修正する事になります。



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インテリアコーディネーター試験まであと11日(汗)

  

Posted by katsu at 13:16Comments(0)さあ、設計だ!

2008年10月18日

さあ、設計だ! 13

katsuです。

さて、前回までで1・2階のゾーニングのポイントがお分かりいただけたかと思います。
ここでちょっと法律の話です。

第7回で家の形状が法的規制によって決まる場合がある、と言いましたね。
その話です。


第3回にお話した、第1種低層住居地域などの場合、北側斜線制限という一種の高さ制限があり、総2階の場合、北側に建物を寄せて建てられないケースがあります。

その場合は北側を2m程度以上空ければ問題ないのですが、もったいないですから、建物の北側を1階部分だけの下屋にしてクリアすることもあります。そういったテクニック的なことは多々あります。
(下図参照)



1種低層に限ったことではないのですが、道路斜線制限というのもあります。

これも高さ制限の一種なのですが、これは道路の幅や道路からの距離に応じて高さが制限されるというものです。

マンションで、上層階が斜めに切れている建物を見たことはありませんか?

あれは何もバルコニーを広くする為とか、かっこよくする為ではありません。

あの形にせざるを得ないように斜線制限がかかっているのです。

斜線制限
(水色の線の内側に建てなくてはならない)


交差点の角地に建っているような建物だと、2方向から斜めに切れているものもあります。
全ては法的規制により建物形状が決められているのです。


一般住宅の場合はそんなに引っかかることはありませんが、狭い道路に近接して立てる場合や、土地が道路よりかなり上がっている場合は検討する必要があります。


今回はちょっと専門的でしたね(*⌒∇⌒*)テヘ♪。




「さあ、設計でもするか」1から読む



  

Posted by katsu at 08:51Comments(0)さあ、設計だ!

2009年01月08日

さあ、設計だ! 14

katsuです。

今回も長文です(笑)。


前回、法的規制の斜線制限の話をしましたが、
もう1つ、法的規制で重要なのが「採光」です。

居室には一定以上の光が入ってこなくてはならない、という決まりです。

要は窓が無いとダメ、ということです。

居室というのは、主にLDKや寝室、和室・洋室といった部屋が該当します。

逆に、トイレや浴室、洗面所、玄関、廊下、納戸やクロゼットは居室ではありませんので、窓がなくてもOKということになります。

図で言うとピンクの部分が居室となります。



ここで、図の洋室は家の真ん中にあって窓がありませんから、ダメ、ということになります。


設計する場合、居室は窓が取れる外周部、窓が不要な収納は部屋の中央部に配置されるのはそういう事情です。

いくら法的に採光が不要と言っても、浴室や洗面所、トイレは外周部に置く事がほとんどです。暗いといやですからね。マンションなんかでは窓なしのケースも多いでしょうが。



ここからかなりややこしくなります。
読み飛ばしていただいても結構です(笑)。


では、居室に窓があればOKかというと、そういうわけでも無いんです。

というのは、採光規定は居室の窓が採光に際してどれだけ有効かというのを計算式で出すのですが、その計算に絡むのが境界から窓までの水平距離だからです。


距離が短いほど不利。


窓の上に軒が出ていれば、窓ではなくて軒先までの距離です。

軒先が短い家の場合、この採光が絡んでいるかもしれません。

要は境界に近い窓は光が入ってくる窓とは認めませんよ、ということです。


法律では境界に近い窓には光が入りにくいという考え方です。しかも2階の窓より1階の窓のほうが入ってきにくいと。

もちろん境界にブロック塀が2Fまでそそり立っている訳ではありませんし、普通は隣家が境界にぴっちり建てることもないでしょう。
が、法律上はそういう考え方なのです。


ですから、境界までの距離が稼げない場合、1階の居室の計算上の採光をいかにして確保するかがプランニングの要となります。

平屋で大きな家の場合も中央の居室の採光が取れないので、建物をコの字型にして中庭を造るケースがあります。これは中庭からの採光を狙ったものです。


以上のように、採光は境界と大きく関係しているので、建物全体の配置(土地にどのように建物を置くか)にも大きく影響を及ぼします。

都心部など敷地一杯に建物を建てる場合、この採光規定というのは頭が痛いですね。



実際この採光に悩ませられたことが何度もあります(笑)。

そのときは、プランを変更するたびに、採光の計算式とにらめっこでした。

施主様もまさかそんなことで苦労しているとは思ってもみなかったでしょうけどねえ。


「さあ、設計でもするか」1から読む  

Posted by katsu at 12:27Comments(2)さあ、設計だ!

2009年03月30日

さあ、設計だ! 15

katsuです。


家の外観は平面プランが出来上がってから考えてると思っていませんか?

家の外観はゾーニングの時、もしくは初めから頭にイメージしています。


間取りの要望からプランニングし、それに従ってなるようになった外観はあまり格好の良いものではありません。

街中でも、もうちょっとどげんかしたら良かったろうに、と思う家はあります。

ああ、平面優先型だなと。



つまり、設計って平面を考えると同時に外観も考えてるし、逆に、外観を決めてそうなるように平面を作るケースも多いということです。

もう何もかも同時進行(笑)。

大きな輪を徐々に縮めていって最後に点になるような感じかな。

点になった時の達成感はなんとも言えない。
  

Posted by katsu at 10:03Comments(2)さあ、設計だ!